看護や介護の道を志す学生が24日、今後どのような過程で何を学んでいくかなどを発表し合い、5月から始まる実習に向けて誓いを新たにした。
キャリアビジョンを発表し合ったのは、秋田市の日本赤十字秋田看護大学・短期大学の学生110人。学生は今後、長期の実習に臨むため、大学は、それぞれが思い描く将来の姿に近づいてほしいと願っている。
学生による発表:
「対象者に寄り添える看護をできるようになる。目標は、日々の学習や実習を通して看護の知識や技術を身に付け、国家試験に合格できるように勉強する」
学生による発表:
「私のキャリアプランは、患者を広い視点で観察して、一人一人に寄り添った看護を展開したい。疾病に対する理解を深めて、いろいろなパターンのアセスメントが展開できるよう、日々の勉強を頑張りたい」
実習が、看護学部で8月から、介護福祉学科で5月から始まるのを前に、学生は病気や患者との関わり方の基礎知識を学んできた。看護師、介護福祉士のほか、保健師や養護教諭などを目指すこともでき、大学は、学生同士で発表し合うことで選択肢の幅を広げてほしいとしている。
発表した後、学生はキャンドルサービスで初心を忘れないよう誓った。
学生:
「秋田で多様性を認め合うまちづくりをしたいと思っているので、養護教諭として子どもたちが個性を認め合えるような学校づくりをしていきたいと思っている。患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら、患者さんの心のケアを頑張りたい」
学生:
「自分のキャリアプランを想像することは普段あまりないので、学校がこういう機会を設けてくれたのは、すごく良い機会だと思っている」
学生:
「以前の実習でコミュニケーションをとるのがすごく大変だったので、コミュニケーションのとり方から、信頼関係を築けるような会話ができるように頑張りたい」
学生の7割は秋田県内の出身者。実習で力をつけ、秋田に残って看護・介護に尽力してくれることに期待したい。
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