横浜・八景島シーパラダイスで、母親に寄り添いながらゆったりと泳ぐ生後1カ月のイルカの赤ちゃんが目撃されました。

よく見ると、母親のおなかの辺りに口をつけるようにして泳いでいます。

実はこれ、赤ちゃんイルカに授乳をしているとっても貴重なシーンなんです。

横浜・八景島シーパラダイス 飼育員:
イルカのおっぱいはおなかの下の方、乳溝と呼ばれる場所にあって、そこを子どもイルカが突っつくことによって刺激されてミルクが出てきます。

8月7日に生まれたバンドウイルカの赤ちゃん。
別の親子と一緒にスイスイと泳いでいます。

ミルクを飲むのも泳ぎながらですが、一体、どのように飲んでいるのでしょうか?

飼育員によると、赤ちゃんは母親の体に沿うように舌を丸めて、おっぱいに密着させているというのです。

ではなぜ、器用に舌を密着させることができるのかというと、その秘密は舌の形にありました。

横浜・八景島シーパラダイス 飼育員:
子イルカの舌には葉状突起というギザギザのひだがあって、その舌を丸めて密着させることで、海水が入ることなくミルクだけしっかりと飲むことができます。

このひだがあるのは授乳時期だけで、1年から2年ほどでなくなるということです。

人間と同じ哺乳類のイルカは、水面に出て呼吸をする必要があるため、1回の授乳時間は3秒から10秒ほど。

そのため1日で約30回行われるといいますが、時間に換算すると合計5分程度。
短時間でも、しっかりと飲めているようです。

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