2024年4月に火災が発生した岩手県宮古市の山林の復旧について協議する会合が9月13日に開かれ、植林などを進めて森林の機能の回復を図る方針が確認されました。

この山林火災は2024年4月、宮古市刈屋の小屋から出火し燃え広がったもので、鎮圧状態にいたるまで丸3日かかり、焼失面積は186ヘクタールに達しました。

13日は市の再生対策協議会が開かれ復旧計画の方針が示されました。

それによりますと、県が主体となって山林内にできるだけ早く作業用の通路を整備し、焼けた木の伐採や植林を進め森林の機能の回復を図るとしています。

また土砂災害の対策として山崩れを防ぐ治山ダムなどの施設を必要に応じて設置するとしています。

宮古市産業振興部 岩間健部長
「皆さん身近に(土砂災害などの)危険と背中合わせで暮らしている。まずは回復に向けて一緒に取り組んでいくのが大事」

市は今後、森林の所有者と協議しながら、県と協力して10月をめどに復旧作業に着手し2027年度には完了させたいとしています。

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