「千葉市動物公園」で、2匹のカンガルーが取っ組み合いのけんかをしながら、終始“ポリポリ”と体をかく姿をカメラがとらえた。
相手をあおるように体をかいたり、休戦を求めるように体をかく様子もうかがえた。
飼育員によれば、カンガルー特有の行動だという。

けんかしながら体を“かく”カンガルー

千葉市若葉区の「千葉市動物公園」で撮影されたのは、「バシバシ!」と音が鳴るほどの激しい取っ組み合いのあと、にらみ合うオスのオオカンガルーの「ゴローマル」と「ウニ」だ。

威嚇するように体を“かく”「ウニ」
この記事の画像(11枚)

ウニがゴローマルの胸を突き飛ばすと、「お前の攻撃は効かん!」と、威嚇するように胸を“ポリポリ”とかくゴローマル。
さらに両手で、おなかあたりを“ポリポリ”とかいてみせる。

それを見て、ウニはゴローマルが体をかいているすきに攻撃を仕掛けると、次の瞬間、2頭が仲良く同時に脇腹を“ポリポリ”とかいた。

なぜか同時に体をかき始める2匹

さらにウニは、手の“ポリポリ”だけでは飽き足らず、なんと顔を突っ込んで、雑草で“ポリポリ”と体を擦りつけるようにかく。

「ウニ」の威厳に及び腰の「ゴローマル」

ウニが尻尾で立ち上がり、体を大きく見せると、ゴローマルは手を揺らして、アワアワとする様子を見せる。
ゴローマルは、まるで「完敗」といわんばかりに、萎縮したように体をかいていた。

“ポリポリ”は自身を落ち着かせるため?

飼育員によると、「前足を器用に使えるので、カンガルー特有のように言ってもいいんじゃないか」だといい、この“ポリポリ”はカンガルー特有の行動の1つと語る。

飼育員は精神を落ち着かせるためにやっていると予想

また、なぜ“けんか中”に体をかくのか尋ねると、「いろんなほかの飼育員と話してて、興奮を落ち着けるというか、葛藤を落ち着けるような意味合いがあるんじゃないかなっていう予想をした」という。

飼育員内では、けんかでヒートアップした体を落ち着かせるために、体をかいている可能性があるという見解を語っている。
(「イット!」 9月10日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。