ペンギンビーチを出て寝床の小屋を目指して歩くケープペンギン=福岡市東区で2024年4月23日午後4時10分、松本光央撮影

 福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」の新エリアで見られるペンギンのズンズン行進が来館者に人気だ。25日は「世界ペンギンの日」。

 同館では「人」と「動物」の一体感を味わってもらえるよう3月19日、西側にある「かいじゅうアイランド」がリニューアルオープン。新たに「ペンギンビーチ」と「アイランドステージ」が誕生した。かいじゅうアイランドには27羽のケープペンギンが飼育されている。

 ペンギンの歩く姿が見られるのは、午後4時10分からある「おやすみペンギン」。ペンギンビーチで過ごしたケープペンギンが寝床の小屋までの約40メートルをズンズン歩いて帰る様子を間近で観察することができる。ビーチとは別の「ペンギンの丘」にいるペンギンたちが一斉に小屋に入る様子も見られる。

 ペンギンの行進が見られるイベントはもう一つ、午後0時50分からの「ペンギンパレード」(土日祝日は午前11時50分)がある。ペンギンの丘にいるペンギンがアイランドステージまで歩き、ステージでは飼育員の解説などがある。

 おやすみペンギンもペンギンパレードも毎日開催しており、同館は「ズンズンペンギン」とPR。それぞれの時間帯になると、新エリアは多くの来館者でにぎわうという。

 4月25日の前後に米国の南極基地にアデリーペンギンが姿を見せていたことから、同25日が「世界ペンギンの日」になった。ペンギンは現在、世界に18種が生息しているとされ、その半分以上が絶滅危惧種だという。ペンギンの保護と環境問題を考える日にしたい。【松本光央】

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