北海道・登別市の水族館「登別マリンパークニクス」で、貴重なタツノオトシゴの出産シーンが映像に収められました。
親のおなかから、どんどん赤ちゃんが出てきます。
「さあ、行ってらっしゃい」と送り出される赤ちゃんたち。
約130匹が生まれたということです。
「よいしょ、よいしょ」と踏ん張っているのは、実は“お父さん”。
オスが出産しているのです。
登別マリンパークニクス・飼育員:
オスがメスから卵をもらって出産。お父さんが育てて守る姿は、とても“イクメン”だなと。
魚界の“イクメン”パパ。
卵からかえった子供たちをそのままおなかの中で育てることで、外敵から守っています。
ただし、お父さんがイクメンなのはここまで。実は…。
登別マリンパークニクス・飼育員:
出産してからは育てない。反射的に食べてしまうことが。
飼育員によると、メスからもらう卵は100~300個くらい。
そのうち、おなかの中で3分の1が死んでしまい、出産後に行き残るのは飼育下でも3割だということです。
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