長野県はクマの出没が目立つ5つの圏域に「出没警報」を発出しています。辰野町では町や猟友会が出没が多い山沿いの地区などを点検しました。

畑に残る動物の足跡。

県クマ対策員・瀧井暁子さん:
「これはクマです、足跡がやっぱり」

辰野町新町地区の山間部の畑で数日前に確認されました。

県内では、クマの出没が、8月までで350件と、2023年の同じ時期より75件増えていて、人身被害も10件11人に上っています。

9月9日には、県が出没が多い5つの圏域に「警報」を発出しました。警報の地域では、県や市町村、猟友会などが緊急点検を行っていて、辰野町でも17日、山沿いの地区などを点検しました。

町内では7月・8月を中心に23件の出没があり、農作物被害も7件確認されています。点検では、電気柵の設置場所など、畑にクマを近づけないための対策などを確認しました。

上伊那地方振興局林務課・清水斉係長:
「点検した場所が特別な場所ではなく県内どこでもある景色。(クマが)いつ出るかわからないという気持ちを持って鈴やラジオを持っていただいて、クマに存在を伝えることができれば不用意な事故は防げる」

出没警報は10月14日まで続きます。

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