秋田県の能代市と八峰町で計画されている風力発電事業に投資する地域ファンドが設立され、10月の募集開始を前に11日、資金運用の仕組みなどが公開された。
能代市と地域の企業などで組織する「白神ウインド」は、能代市と八峰町の6地区で出力4200キロワットの風車25基を建設していて、2025年3月から運転を開始する予定。
この事業資金を調達するために「白神ウインド地域ファンド」が設立され、能代市役所で11日、概要が説明された。
寄付は1口10万円で、収益は年間3%。目標金額は20億円。
10月1日から出資者の募集を始めるが、10月中に応募できるのは能代市と八峰町の住民だけで、その他の地域の県民は11月15日から受け付ける。
自然エネルギー市民ファンド・吉田幸司代表:
「『市民への還元』と言っているが、やはり地元にある風力発電なので、それに参加するという意識で出資してほしい」
白神ウインド・大森三四郎代表:
「風の資源を、エネルギーを、ぜひ地域に根付かせたいと思っている。そして、事業を理解してもらいたい」
自然エネルギー市民ファンドは、10月13日までに能代市と八峰町の住民を対象に説明会を開催する。
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