19日の不信任決議案の採決を前に、斎藤知事の決断は。知事選、県議選の「W選挙の可能性」を指摘する声も浮上しています。
■19日「不信任案」採決へ 斎藤知事の決断は
兵庫県庁 この記事の写真は9枚 山木翔遥アナウンサー「午後1時半です。斎藤知事が姿を見せました。このあと報道陣の取材に応じます」
辞職か解散か―。
いよいよ19日、議会が始まり、山場を迎える斎藤知事は何を思うのでしょうか。
(Q.可決された場合、失職・議会の解散、辞職や出直し選挙という選択肢、現時点で考えている選択肢は?)
兵庫県 斎藤元彦知事(46)「改めまして今の県政の状況について、結果としてこのようになっているということについて、県民の皆さま、そして県議会の皆さま、全ての皆さまに改めて申し訳ないと思っています」 「不信任決議は提出される見込みであると伺っています。私自身がどのように…可決されるかどうかも含めてどのように対応していくか、これからしっかりと考えていく」
(Q.これまで振り返った時に半年経つ。3月27日の記者会見で「嘘八百、公務員失格」と言った記者の質問に対して、第三者委員会は設置しない、検討すらしてなかった。
県政が混乱して、ここまでの大きな問題になった責任を取らない、納得できないし誰が納得するのか)
「私としてはこの間の対応について、いろんなご指摘、ご批判があります。責任もあると思います。だけどもやはり4年間の任期の中でしっかり自分の仕事をしていくと」
19日、全会一致で可決が見込まれる不信任決議案。
不信任決議案の原案その原案では、「県政は混乱を極め、156年の歴史を誇る我が雄県兵庫は危機的に状況に直面している」などと記されています。
続投の意思を示している斎藤知事は、不信任案が可決された場合、10日以内に県議会を解散するか、あるいは辞職や失職を選択することになります。
質問は、決断のタイミングにも及びました。
(Q.知事には10日間の猶予がある。19日、方針を示すのか、10日間を使って結論を出すのか)
決断はいつ? 斎藤知事「そこはまだ決まっていません。やはり不信任決議案が提出、可決されてから考える」
(Q.即日、結論をだすことは?)
斎藤知事「繰り返しになるが不信任決議案が提出、可決された場合に、自分としてどのように対応していくかを考えていく」
17日、斎藤知事は「知事は孤独」や「不安」という言葉で苦しい胸の内を吐露しました。
(Q.17日、知事は孤独だと言っていた。不信任決議案の提出が“確実”、やはり1人で決めるのか)
斎藤知事「私が決めます」
(Q.まったく誰にも相談せずに?)
斎藤知事「知事であり政治家ですから、判断というのはどの局面においても自分で決めるということが大事」
まさに瀬戸際に立たされていると言える斎藤知事。18日、異例の対応をとりました。
“異例の対応”ほぼ毎週行っている定例の会見を、19日の準備のため中止にしたのです。
さらに、通常、登庁した際に記者からの質問に答える、いわゆるぶら下がり取材も中止になりました。
(Q.17日・18日と続けて朝の取材対応が無かったが何をしていた?)
斎藤知事「自宅で過ごしていました」
(Q.だれかに相談していたのか)
「そうではない」次のページは
■県議ら明かす斎藤知事の“胸中”■県議ら明かす斎藤知事の“胸中”
斎藤知事の本心はどこにあるのでしょうか。
中田県議のXから県知事選の際、斎藤知事を応援したという自民党の中田慎也兵庫県議は、今回の騒動の中、問題について斎藤知事と話したといいます。
知事について中田県議は 自民党 中田慎也県議「知事という職を続けていく意思を電話口でも示されていた」
「知事が答えている内容は、自分の本心というより、弁護士を含めたいろんな人から助言をいただいて、法的に問題ないような発言を意図的にされている感じがします」
中田県議は、斎藤知事が人と会うのを控えていると他の人から聞いたそうです。
自民党 中田慎也県議「確かにコミュニケーション下手なところはある。そういうところも含めて、人間性あふれる人だと思っている」
維新の会の門隆志兵庫県議は、斎藤知事の胸中を推察します。
門県議は 維新の会 門隆志県議「ちょっと道半ばね、4年できず、自分に対して悔しいとこの間も言っていた」
「(Q.連絡取る機会はある?)一方的には送っています。『こうしたほうがいい』というような」
また、自身の秘書が、15日に斎藤知事に会ったという維新の会の中村大輔県議。
15日 県議秘書と撮影した写真 維新の会 中村大輔県議「(Q.どういう状況の写真?)私の秘書がたまたま近所の神社に行った時に、一緒に撮影したもの。撮影会みたいになって、行列になったと聞いている。知事に対して『頑張って』とか声を掛け合っていたそうです」
「来た時の様子は、すごくさわやかな、晴れやかな表情をしていたと。秘書の想像だが、いろんな仕事をやり切って肩の荷が下りたのかなという印象を受けたそうです」
「私は辞職をするんじゃないかと信じています」 この記事の写真を見る(9枚)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。