鹿児島県伊佐市の市立南永(なんえい)小学校で24日、子ヤギの「入学式」があった。小規模校の同校では2024年度の新入生がおらず、在校生家族から譲り受けていた「みなみちゃん」を新1年生として迎えることになった。
小規模特認校の南永小の児童は現在2、4、5、6年生の計8人。新入生がいなくても寂しくないようにと、今回の入学式が計画された。
校名からネーミングされたみなみちゃんは、6年生の古城蒼真(そうま)さん(11)宅で23年末に生まれた雌で、3月上旬から同校で飼っている。おてんばで“脱走”することもあったが、今は慣れて落ち着いているという。児童らはみなみちゃんのため新しい飼育小屋を建てている途中だ。
入学式には保護者や住民約20人も駆けつけた。児童代表で古城さんが「学校が明るくなった。たくさん食べて元気に過ごして」と歓迎。記念品授与では、牧草をプレゼント。みなみちゃんは早速おいしそうに食べていた。【宝満志郎】
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