自民党総裁選は後半戦に突入します。高市早苗氏(63)は勢いを増し、トップ争いに食い込んでいますが、政策リーフレットを党員に郵送していた問題が再熱し、総裁選は泥仕合の様相を呈しています。
■高市氏「8月中の郵送で違反はない」と強調
経済安全保障担当大臣の高市氏 この記事の写真自民党総裁選まで、あと9日。18日は愛媛と大阪で演説会が行われました。
これまで石破氏と小泉氏がリードしているとみられていましたが、ここに来て追い上げを見せているのが、経済安全保障担当大臣の高市氏です。
政策リーフレットをきっかけに、総裁選が泥仕合しかし、その高市氏側が送った政策リーフレットをきっかけに、総裁選が泥仕合の様相を呈しています。
自民党は「カネのかからない選挙」を掲げる今回、自民党は「カネのかからない選挙」を掲げ、今月3日に政策パンフレットの郵送やインターネット上での有料広告の掲載などを禁止しました。
しかし、禁止が決定された3日以降、高市氏の政策が書かれたリーフレットが党員の元に続々届きました。
「8月中に送ったものなので、ルール違反ではない」 高市氏「9月に入って着いたものもあるということでしたので。(業者に)問い合わせをしたら、お盆辺りから8月下旬にかけて郵送作業は終えています、ということだったので。全く違反行為にはならないと思います」
高市氏は「8月中に送ったものなので、ルール違反ではない」と強調。自民党の選挙管理委員会は11日、高市氏に口頭で注意を行っていました。
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■口頭注意に追加対応も 高市陣営は猛反発■口頭注意に追加対応も 高市陣営は猛反発
追加対応を検討するよう指示しかし、リーフレット送付を巡り、新たな動きがありました。
17日に岸田総理などから口頭注意に加え、選管に追加対応を検討するよう指示がありました。
19日にもその会合が開かれる予定ですが、高市陣営は強く反発しています。
「強く権力者としての矜持(きょうじ)と自制を求めたいと思います」 高市選挙事務所 木下剛志所長「選挙管理委員会が決めたことに、さらに党執行部から圧力をかけるということ自体、我々の常識としては考えられないことだろうと思います。強く権力者としての矜持(きょうじ)と自制を求めたいと思います」
■他陣営から批判も 高市陣営「やっかみ?」
他陣営からは批判などが…他の陣営からは批判など様々な声が上がっています。
小林鷹之陣営「(高市さん)1人からしか届かないと、地元で『うちの代議士は高市さんを応援しているのか』となっているケースもあるから困った話だよ」 上川陽子陣営
「(高市氏のリーフレット)効果は大きい。明らかに効果が出ちゃっているんだから。世論調査も議員票も変わらないのに、党員票だけ上がっている」 石破茂陣営
「口頭では注意しているから、これ以上は何もないんじゃない。(総裁選を)泥仕合にしたくない」
これに対して、高市陣営はこう話しているということです。
「高市さんの勢いを落としたいんだろうね」 高市早苗陣営「みんなやっかみもあって、高市さんの勢いを落としたいんだろうね」
(「グッド!モーニング」2024年9月19日放送分より)
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