お年寄りにあたたかいプレゼントです。渋温泉旅館組合(長野県山ノ内町)が長野市の高齢者施設に温泉の湯を「出前」しました。毎年恒例でしたが、新型コロナの影響で5年ぶりに復活です。

「湯加減どうですか?」
「ちょうどいい」

気持ちよさそうに風呂に入るお年寄り。長野市豊野町の特別養護老人ホーム「豊野清風園」です。

このお湯、実は山ノ内町渋温泉の源泉から運んできたものです。

この「出前温泉」は渋温泉旅館組合が温泉に出かけられないお年寄りのためにと「敬老の日」に合わせ26年前から続けてきました。

しかし、新型コロナの影響で2020年から4年間は中止となりました。コロナ禍も落ち着き今年、5年ぶりに復活。渋温泉の源泉2.5トンをくみ取って持ち込みました。

職員:
「どんな感じ?」

入所者:
「ちょっと熱めだけどいい」

久しぶりの温泉です。

小林佐代子さん(93):
「湯加減はちょうどいいよ。(普段のお湯と温泉、どっちがいいですか?)温泉の方がいいよ」

小林サダコさん(88):
「いいお風呂です。(若い頃に)温泉は日本全国まわったから」

足湯も用意ー。

入所者:
「これは良いじゃない」

渋温泉旅館組合:
「いいですか、良かったです」

渋温泉旅館組合 青年部部長・児玉寛生さん(26):
「中断してしまい、5年ぶりに再開したんですけど、温泉のパワーを感じてもらい、今後も元気に過ごしてもらえたらなと」

温泉を満喫した利用者たち。心も体も温まるプレゼントになったようです。

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