秋田県大館市の小学生が19日、給食で使う自分だけの「曲げわっぱ」を作った。
曲げわっぱ作りに挑戦したのは、大館市の城西小学校の5年生47人で、大館曲げわっぱ協同組合に所属する職人や伝統工芸士に教えてもらいながら作業を進めた。
底板をはめたあとは、手触りが良くなるように紙やすりをかける。
児童たちは真剣な表情で作業を進め、自分だけの曲げわっぱの器を完成させた。
児童たちは「貴重な体験ができた。これからも曲げわっぱのことを知っていきたい」「あきらめないで頑張ってよかった。100点です」「のりをつけてくっつけたり、のりを取り除いたりするところが難しかった。結構うまくできた。きょうのことを思い出しながらおいしく食べたい」と話した。
講師を務めた柴田慶信商店の伝統工芸士・柴田政幸さんは「子どものころに経験してもらえると、のちのちいろんな形で地元や曲げわっぱにより強い思いが残るんじゃないかと思うので、今後もこうした体験は続けていきたい」と話した。
曲げわっぱは、このあと職人が塗装して、11月から児童が給食の器として使う。
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