大阪・ミナミの商店街内で、立体看板のカニと“龍のシッポ”が奇跡のコラボを果たした。
実は、“シッポ”は人気ラーメン店のトレードマークだったが、隣接地に侵入しているとして撤去していた。
そこでラーメン店は別店舗とコラボし、“シッポ”を展示することになったという。

道頓堀商店街の人気店がコラボ!

大阪市中央区のミナミの道頓堀商店街で17日、はさみで何かのシッポをつかむ大きなカニが撮影された。

その光景を見た子どもは、「えぇ!?食べられたの?カニに!」と衝撃の表情。
また、通りがかった女性は「切れているから、カニがちょん切ったと!」と、何かに気がついたかのように感心している様子だ。

ラーメン店のシンボルだった“龍のシッポ”
この記事の画像(11枚)

実はこのシッポ、同じく大阪・ミナミに店を構える人気ラーメン店「金龍ラーメン道頓堀店」のトレードマーク“龍のシッポ”といわれたもの。

しかし、このトレードマークのシッポ部分などがはみ出しているとして、隣接する土地の所有者が撤去を求め、裁判を起こしていた。

裁判所命令で“龍のシッポ”は惜しまれながら切断された

その後、裁判所が撤去を命じる判決を言い渡し、8月、多くの人に惜しまれながら切断されることになった。

そして今回、「大阪かに原・道頓堀店」のシンボルである立体看板のカニと“龍のシッポ”が奇跡のコラボを果たした。
カニが“龍のシッポ”を、ハサミでチョキンと切ったような形で展示されたのだ。

捨てる“シッポ”あれば拾う“カニ”あり 

大阪かに原の武田源社長は、「なにわの商売人は、こけてもただじゃ起きない。何かをつかんで起き上がる」と語る。

展望を語る武田源社長と新シンボル

またコラボによって、商店街の活性化にも寄与したいとのことで、「道頓堀商店街においても活性化、そしてさらなる発展に貢献できるシッポだとわたしは思っています。捨てるシッポもあれば拾うカニもありっていうことですかね」と話している。

“龍のシッポ”は、10月ごろまでこのコラボで展示される予定だという。
(「イット!」 9月18日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。