キャッシュレス化が進む中、去年、スマホ決済アプリを使った賃金のデジタル払いが解禁され、厚生労働省は8月、ソフトバンクグループ傘下の決済大手「PayPay」を初めての事業者として指定しました。

会社では、25日、グループ会社の希望者を対象に9月分の給与からデジタル払いを始め、従業員の決済アプリのアカウントには給与のうち事前に設定した額がデジタルで支払われていました。

支払い設定した従業員
「毎月決まった日時に5万円入って、使うたびに減っていくのが目に見えるので、使いすぎなどを管理できるかなと思う」

会社は、年内にグループ外のほかの企業などでも賃金のデジタル払いができるよう準備を進めています。

金融プラットフォーム開発部の柴田直良部長
「今回、給与の受け取りが滞りなくできた実績を、企業にも知っていただくことで、不安の解消にもなると思う」

他にも参入に向けた動きが

賃金のデジタル払いをめぐっては「auPAY」や「楽天ペイ」が参入に向けて申請しているほか、「d払い」や「メルペイ」も申請に向けた準備を進めていて、どこまで実際の利用が広がるかが注目されます。

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