燃料費の高騰などで厳しい運営を強いられている秋田市の大森山動物園は、10月からふるさと納税を活用したクラウドファンディングを始める。

秋田市の大森山動物園は、15ヘクタールの敷地で約90種類540点の動物が飼育されている。

最近は動物に与える餌を輸入する際、円安の影響でコストがかかり増しになっている。また、これから冬を迎えるにあたり暖房が使われるが、灯油の価格や電気料金も値上がりしている。2023年度は、園の予算で約1000万円不足し、秋田市が補正予算を組んだ。

この状況はまだ続くと見られ、園は10月1日からふるさと納税を活用したクラウドファンディングを始めることを決めた。期間は12月31日までの3カ月で、ふるさと納税のインターネットサイト「ふるさとチョイス」で受け付けられる。

目標金額は500万円で、燃料、餌、薬品などの購入や老朽化した建物などの修繕に使われる。

大森山動物園の担当者は「動物たちの生活環境を良くするためにも、ぜひ協力してほしい」と協力を呼びかけている。

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