民間で働く会社員などの去年の平均給与が、3年連続の増加となる約460万円だったことが分かりました。

一方、ボーナスの平均は約71万円で、3年ぶりの減少です。

国税庁は、民間企業で働く会社員やパート従業員ら5076万人を対象にした給与実態の調査結果を公表しました。

去年1年間の平均給与は459万5000円で、前年の457万6000円に比べて1万9000円増えました。

3年連続の増加ですが、おととしとその前年の伸び率が2%を超えて推移していたのに対し、今回は0.4%と鈍化しました。

男女別でみてみると、男性は568万5000円で前年より5万2000円増えていて、女性は315万8000円で前年より2万1000円増加しました。

また、男性では、400万円から500万円以下の人が全体の17.5%で最も多い一方、女性は100万円から200万円以下の人が最も多く、全体の20.5%を占めました。

雇用形態別では、正社員は530万3000円で前年より7万円増加し、パートやアルバイトなどは201万9000円で、前年より1万4000円増えています。

業種別では、「電気・ガス・熱供給・水道業」が774万9000円と最も高く、次いで「金融業,保険業」が652万円、「情報通信業」が649万2000円となっています。

最も低いのは「宿泊業,飲食サービス業」の264万1000円で、29.6%は100万円以下となっています。

一方、去年1年間のボーナスの平均は、71万4000円で、前年より2000円減少しました。

おととしとその前年の伸び率は4%超と増加傾向にありましたが、今回はマイナス0.3%で3年ぶりの減少となりました。

男性のボーナス平均は92万4000円、女性は43万8000円となっています。

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