秋田県横手市でサトイモの収穫が最盛期を迎え、支援学校の子どもたちが25日、収穫作業を体験しながら地域の特産に理解を深めた。

「とったどー!」と元気な声が響いたのは、横手市山内の農家・松本一美さんの畑。サトイモ「山内いものこ」が立派に育っている。

収穫作業の手伝いに訪れたのは、市内にある横手支援学校の児童生徒15人。毎年、地域を知るための学習の一環で「山内いものこ」を栽培している。

山内いものこは水に強いのが特徴で、良い天気が続き、適度に雨も降ったため順調に生育が進んだ。

大きく育った山内いものこを、子どもたちは協力し合いながら力いっぱい引き抜いた。

「とれました!大変でした」と悪戦苦闘し、量や重さに驚きながら約30株を収穫した子どもたち。

中学部の生徒は「力を入れて引っ張るのを頑張った。『山内いものこはおいしい』と言って売りたい」と意気込み、小学部の児童は「すごく楽しかった。ヌメヌメしていて大きく育っていた。みんながおいしそうに食べている姿を思いながら売りたい」と話した。

10月3日には中学部の生徒が市内の道の駅十文字で、収穫した「山内いものこ」を販売する。また10月中に、学校で育てた「山内いものこ」を子どもたちで味わう。

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