手足口病の第2波に福島県内のこども園も警戒を続けている。

0歳から5歳までの約60人が通う会津若松市の「リトルスターこども園」。8月中旬までに約3分の1の園児が手足口病に感染したという。

<手洗い・うがいの指導を徹底>
「せっけんでよく洗ってから最後流すからね」と先生が園児に呼びかける。
現在は感染している園児はいないが、再び拡大するのを防ぐため手洗い・うがいの指導を徹底。さらに園児が使った遊具をこまめに消毒するなど対策をとっている。
リトルスターこども園の鈴木琢海園長は「子どもたちの感染が広がらないように、十分な感染症対策を徹底して行っていき、安心して登園できるような場にしていきたいと思っています」と話した。

<主な感染経路は3つ>
手足口病には、大きく3つ【飛沫】【接触】【糞口】の感染経路がある。
子ども同士が濃厚接触しやすい保育施設などで患者が出ると、集団感染が起こりやすくなる。
子どもを育てる親も濃厚接触することになるが、大人が感染すると、子どもよりも症状が重くなりやすいという。

<大人の方が痛みが強い傾向>
発疹の痛みは、大人の方が強い傾向にあるという。足裏などにひどく出ると、歩けないほどになる。
ほかにも、全身の倦怠感や悪寒関節痛、筋肉痛など、インフルエンザにかかる前のような症状が出る事もある。

<手洗いが重要に>
予防として主にできることは、手洗い。さらにタオルの共用を避け、排泄物を適切に処理するなどがあげられる。
また治ったあとも長い期間、便の中にウイルスが排泄されることなどから、隔離などは有効ではなく、とにかく手洗いが大切とのこと。

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