三川町で高齢の女性が殺害された事件で、遺体で発見される前日の9月21日午後、亡くなった女性が知り合いと会話を交わしていたことが新たにわかった。

殺害された三川町横山の阿部祥子さん(90)は、9月22日午前、頭や胸に複数の傷を受け死亡しているのを、自宅を訪ねてきた60代の長男に発見された。

自宅の中の状況が、次第にわかってきた。
関係者によると、阿部さんが布団に横たわった状態で発見された1階の寝室は、玄関の奥・家の西側。
また、警察がブルーシートをかけている家の東側の窓ガラスが割られていたとみられ、家の中には侵入されたような足跡もあったという。

(近所の人)
「(Q.自分で運転するほど元気?)元気、元気」
「阿部さんはいつもカギを締めているような人だった」

ことしに入り目の不調を訴えていたもののしっかりとしていて、戸締りはきちんとする几帳面な性格だったという。
阿部さんは一人暮らしで、自宅には約5年前に亡くなった夫が集めたという「骨董品」などが多く置いてあったという。

また、遺体で発見される前日の9月21日に、長男が会いに行った際は不在だったものの家に異変はなく、その日の午後、阿部さんが「彼岸の中日用の花を買ってきた」などと、知り合いと会話を交わしていたことが新たにわかった。

(検問の警察官)
「前回の土日(9月21日・22日)ここを通過したりしていませんか?」

このため、阿部さんは21日午後から発見された翌22日午前中までの間に事件に巻き込まれた可能性が高いとみられ、警察による27日朝の検問でも、車1台1台に、この2日間の走行履歴を確認していた。

捜査本部は引き続き、家の中の状況や目撃情報などについて捜査を進めている。

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