仙台光のページェントの話題です。今年は1カ月間のクラウドファンディングで集まった募金額に応じて点灯区間が変わります。目標金額は最大2000万円ですが、まだその1割も集まっていません。仙台の冬の風物詩はどうなってしまうのでしょう。

今年で39回目となる「SENDAI光のページェント」。実行委員会は資金不足を補うために、インターネット上で支援金を募るクラウドファンディングを9月いっぱい行っています。

点灯区間は募金額に応じて変わります。募金額が1500万円未満の場合、今年の点灯区間は市民会館から国分町通の交差点までの約500メートル。

1500万円なら、100メートル延びて東一番丁通まで。

最大目標金額の2000万円を達成すれば、東二番丁通までさらに100メートル延びます。ところが…。

記者リポート
「現在の支援金額は160万円。第一目標金額は1500万円とありますが、まだ1割ほどとなっています」

SENDAI光のページェント 丸山哲史実行委員長
「わずか10%の達成状況はう~ん…。市役所の建て替えで、いつも利用していた市民広場や勾当台公園のイベントスペースが使えなくなる。かなりの金額の協賛を企業からもらっていて、そこが使えないのは致命的」

街の人(Q.クラウドファンディング知っていた?)
「知らなかった」
「知らなかった。僕たちが支援したら、仙台の街並みに反映されるなら支援してもいい」
(Q.期間は9月いっぱい)
「知っていれば友人にも声かけてみたかった」

記者リポート
「仙台駅に降り立ち、ペデストリアンデッキから見えるのが青葉通です。当初は青葉通のケヤキ並木にもページェントの光が灯っていました」

ページェントは1986年、定禅寺通と青葉通のケヤキ並木に約30万球の電球をともしスタートしました。その後、市民参加型パレードなど、さまざまなイベントを実施。震災の年も全国からの支援を受けて開催にこぎつけるなど、多くの人たちに支えられてきました。

しかし、資金難や時代の変化を受け、2010年からは定禅寺通だけで開催。以降も規模の縮小が続いています。

SENDAI光のページェント 丸山哲史実行委員長
「多くの人たちに喜んでもらっている実感が私たちの原動力の全て。実感があればこそ長年続けている。今回の結果を受けて、その実感が錯覚だったのかな」

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