香川県土庄町の菓子店で購入した商品を食べた男女6人に吐き気や下痢などの症状をが現れたため、小豆保健所は患者などの検体から検出された黄色ブドウ球菌による食中毒と断定し、この店を9月28日から3日間の営業停止処分にしました。

営業停止処分を受けたのは香川県土庄町の菓子製造業、「池本芳栄堂」です。香川県の発表によりますと、9月21日と22日に池本芳栄堂が販売した「おはぎ」を、それぞれ翌日に2グループ6人が自宅で食べ、全員に吐き気、嘔吐、下痢などの食中毒症状がみられました。

このうち5人が医療機関を受診し、3人は入院、1人は退院しています。

6人に共通する食事は該当の「おはぎ」しかなく、県環境保健研究センターで検査中とのことですが、患者の便及び調理器具などの検体から食中毒を引き起こす細菌、「黄色ブドウ球菌」が検出されており、患者の症状及び潜伏期間が黄色ブドウ球菌による食中毒と一致したとのことです。

このため小豆保健所では、「池本芳栄堂」提供のおはぎが原因の食中毒と断定し、店を9月28日から3日間の営業停止処分にしました。

「黄色ブドウ球菌」による食中毒の予防には、食品の汚染や食品中での増殖を防ぐことが重要です。手指の洗浄・消毒の実施や調理の際には専用の作業着や帽子、マスクなどの着用のほか、食品を10度以下で保存して菌を増やさないようにするなどの対策を呼びかけています。

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