「強行遠足」は北見市にある北見北斗高校で生徒の心身の鍛錬を目的に1932年から続く伝統行事で、ことしは全日制と定時制の合わせておよそ600人が参加しました。
コースの距離は男子と女子で異なりますが、男子はここ数年の大会で完走率が落ちていたことを受け、去年よりおよそ15キロ短い56.1キロを、女子はこれまでと同じ41.2キロを走りました。
男子は午前4時、女子は午前5時にスタートし、最初は走っていた生徒も20キロを超えたあたりから歩く姿が増え、それでも思い思いのペースで完走を目指していました。
コース後半の関門ではお汁粉がふるまわれ、生徒たちは「疲れた体にしみます」と話していました。
男子で優勝した2年生の中原陽樹さんは「距離は短くなったが、全然、楽な競技ではなく、苦しかった。沿道の応援もあり優勝できてうれしいです」と話していました。
女子で2連覇を果たした2年生の鈴木夢唯さんは「もうやめたい、投げ出したいという時もありましたが、そこを頑張ったので充実感でいっぱいです」と話していました。
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