金融政策決定会合 2日目 円安加速ふまえ政策スタンスに焦点
日銀は26日まで2日間の日程で金融政策決定会合を開き、いまの金融政策を維持することを決めました。
先月、マイナス金利政策を解除し、政策目標としている短期の市場金利を0%から0.1%程度で推移するよう促すとしましたが、これを据え置きます。
また、長期国債の買い入れについても、これまでとおおむね同程度の金額で買い入れを継続するとした前回会合の方針に沿って実施するとしています。
日銀は前回の会合で賃金と物価の好循環が見通せる状況になったとして政策転換に踏み切りましたが、今回は政策を維持しました。
一方、外国為替市場では、日銀が当面、緩和的な金融環境が続くとする一方、インフレの続くアメリカで早期の利下げの観測が後退していることから、円安ドル高が進み、歴史的な水準となっています。
午後3時半から開かれる植田総裁の記者会見で、政策の方向性についてどのようなメッセージを発するか注目されます。
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