北海道乙部町

 環境省は1日、北海道乙部町で高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのあるハヤブサを回収し、簡易検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。疑い事例は今シーズン全国初で、国立環境研究所で遺伝子検査を実施する。

 同省によると、9月29日夜に住民が死んだハヤブサを発見し、翌日に環境省に連絡。ハヤブサは渡り鳥を捕食して高病原性鳥インフルエンザに感染する例があるため簡易検査し、陽性と判明した。

 同省は回収地点の半径10キロを野鳥監視重点区域に指定。道によると、半径3キロの区域内に立ち入り検査が必要な100羽以上の家きんを飼育する農場はないという。【石川勝義】

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