岩手県高総体の総合開会式のあり方を検討する委員会の最後の会合が10月1日に開かれ、「来年度以降、総合開会式を開催しない案」が委員全員から賛同されました。
11月に評議員会で承認を受ければ正式に決定となります。

1948年に始まった総合開会式はピーク時には3万3000人の生徒が参加する大きなイベントでしたが、ここ3年間は屋内で規模を縮小して開催されています。

1日に開かれた2回目の「あり方検討委員会」では、前回出た意見を踏まえた案が事務局から示されました。

県高体連 塚田美和子事務局長
「事務局案としましては『令和7年度以降総合開会式は実施せず競技ごとの実施とする』」

理由としては「選手・チームの負担を減らすため」や「少子化で連盟の収入が減少していること」などが挙げられました。

委員からは「これからも高校生が関わりながら持続可能な大会にしていってほしい」といった意見が出された上で12人全員が賛同しました。

県高体連 木村基会長
「競技別の開会式という方向になったときに、その地域の生徒と交流できる場面とか関わりを持てる場面も増えてくる可能性もある。そういった視点も大事と考えている」

事務局が提示した案は11月7日の評議員会で承認を受ければ正式に決定となります。

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