絶滅危惧種に指定されている貴重な山野草「クマガイソウ」が、愛媛県久万高原町で可憐な花を咲かせています。
扇状に広がったぶっくりした唇のような、分厚い服を着こんでいるような、不思議なかたちの袋状の花。久万高原町の約30平方メートルの地面には、クマガイソウが約40株群生。今年は例年と同じ4月下旬に見頃を迎えました。
クマガイソウはラン科の多年草で。花の形が源氏の武将熊谷直実が付けていた弓矢避けの袋に似ていることから、この名前が付けられました。
この見た目が不思議な花は全国のスギ林などに自生していたものの、山野草ブームで乱獲され、現在は環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されるほど数が減っています。
この場所では田んぼを埋め立てた跡地に群生が広がり10年以上花を咲かせていて、近くに住む住民は「今年もきれいに咲いた」と花を手のひらに乗せながら楽しんでいるということです。
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