鹿嶋市からエントリーしている「シン・かしまし豚丼」=茨城県提供

 茨城を代表する新たなご当地グルメを決める「シン・いばらきメシ 総選挙2024」の事前投票が4日まで公式サイトで行われている。茨城県内の全44市町村が考案したメニューの写真などを見て1票を投じる仕組みで、12~14日に水戸市の県三の丸庁舎で開かれるイベントでの投票結果も踏まえ、一般料理とスイーツの各部門で上位10市町村を選出。その中から審査員がグランプリを決める。【川島一輝】

 県によると、茨城は収穫量全国1位の農産物が多く、牛などの畜産物はブランド銘柄がいくつもあり、豊かな漁場にも恵まれている「食材の宝庫」。ただ、県を代表するグルメがないのが現状で、新たなグルメを誕生させようと今回のイベントを企画した。

 参加者は公式サイトで事前に投票でき、さらに12~14日のイベントでは会場で各品を購入した上で食べ比べて投票することができる。購入した品数に応じて、茨城空港発着のペア航空券などの豪華賞品が当たる抽選に参加することもできる。

小美玉市からエントリーしている「ダイヤモンブラン」=茨城県提供

 県地域振興課の担当者は「各市町村から地元を代表する新たな『ご当地グルメ』を誕生させ、食を通じた地域振興につなげたい」と意欲を見せる。大井川和彦知事も「全部食べてみたいものばかりで、グランプリを決めるのは非常に難航するのではないか」と期待を寄せ、「ぜひ直感でどんどん投票してほしい」と呼びかける。

 グランプリ含む上位3位はイベント最終日の14日に発表される。グランプリを獲得したレシピは、東京都中央区のアンテナショップ「イバラキセンス」で販売したり、県内外でのプロモーションにつなげたりする予定。投票方法など詳細は公式サイト(https://www.ibarakigourmet-guide.pref.ibaraki.jp/)まで。

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