トヨタ自動車は2日、「空飛ぶクルマ」を開発する米ベンチャー、ジョビー・アビエーションに、5億ドル(約725億円)を追加出資すると発表した。開発が最終段階に入っているとして、実用化に向けた量産体制づくりなどを加速させる狙いだ。

 ジョビー社は短距離を頻繁に運航できる「空飛ぶタクシー」の実現を目指し、09年に設立。トヨタは20年に3.94億ドルを出資し、生産しやすい機体の設計支援や、電動化部品の供給などで協力してきた。

 トヨタは「空のモビリティー」の実現に参加することで、自動車と共通する電動化技術を高めつつ、「さまざまな交通課題の解決に寄与する」(小川哲男執行役員)としている。(大平要)

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