“植物から電気を生み出す”という、世界が注目している最新技術があります。“植物発電”で社会に貢献したいという思いを掲げる男性の活動を追いました。

植物が生き続ける限り、電力が発生し続ける

植物に水やりをする男性。実はこれ、電気を作っている真っ最中なのです。

米谷竜太さん:
今、植物で電気を作っています。(環境のために)電気を使わない。ではなくて、(自分で)電気を作っていく。

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これは“植物から電気を生み出す”という、今、世界が注目している最新技術。その研究を行っているのが、米谷竜太(よねや・りゅうた)さんです。

米谷竜太さん:
普通思いつかないような技術が、実際にこうして実現できている。この技術を使って社会的に貢献できる何かがあるんじゃないかなと思った。

その発電方法は、備長炭とマグネシウムを土に差し込むだけです。植物が成長する際に、根から分泌される栄養分を微生物が食べることで電気の元が発生します。その電気の元が2本の電極を通ることで、電気が生まれるのだそうです。

米谷竜太さん:
植物が発育する環境下であれば、24時間発電する技術になっています。電気にお金を払わなくてもいいみたいなことができるようにもなるかもしれない。

「植物が生き続ける限り、電力が発生し続ける」、まさに、“究極のエコ発電”なんです。

2年前まで税理士事務所で働いていた米谷さん。偶然、“植物発電”という技術を知り、“この技術を世の中に広めたい”と、仕事を辞めて“植物発電”の世界に飛び込んだのです。

米谷竜太さん:
今はすごく小さな電気なんですけど、将来的にはスマートフォンの充電だったりとか、何か家電を動かしたりとか、そういったところまでできるようにしていきたいなと思っています。

“植物発電”で社会に貢献したいという思いを掲げた米谷さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」9月24日放送より)

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