札幌市内の小学校に通う男子児童が、男子中学生から性的ないじめを受けたとして、札幌市教育委員会が調査報告書を近く公表することが分かりました。

 学校側の不適切な対応が指摘されています。

 関係者によりますと、男子児童は2020年から2021年にかけて何度も、市内の公園で面識のある男子中学生から下半身を触るよう強いられるなどの被害を受けました。

 児童は学校を休みがちになり、保護者は小学校や市教委に調査開始を要望しました。

 しかし対応には時間がかかったほか、中学校には登下校で顔を合わせないよう求めましたが、対応がずさんだったということです。

 「(学校や市教委が)子供たちの声を聞く気がないと、今もまだ感じています」(保護者)

 「本当につらかった」(男子児童)

 報告書は、学校側の対応について不適切と指摘していて、報告書は来週にも公表される見通しです。

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