鶴岡市郊外にある農業用ため池の大山上池と大山下池は世界的に貴重な湿地を保全するラムサール条約に登録され、40年ほど前から越冬で飛来する白鳥が確認されています。
ことしは7日、白鳥2羽が大山下池に飛来しているのが初めて確認され、8日も9羽が首をのばしたり羽を広げたりしながら羽根を休めたあとエサを求めて飛び立って行きました。
白鳥の飛来を観察している鶴岡市の施設によりますと飛来の時期は例年通りで、今後1週間ほどで数百羽まで増えたあと10月中旬から11月中旬にかけては、およそ5000羽が飛来する見込みだということです。
散策に来たという80代の女性は「冬がやってきたと感じます。池が白鳥で真っ白になる様子はすばらしい光景になるでしょう」と話していました。
鶴岡市などでは例年2月か3月ごろまで白鳥が池で羽根を休めたり田んぼでエサをついばんだりする光景が見られ、秋から冬にかけての風物詩になっています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。