25日に始まる「朝日地球会議2024」は東京・八重洲の会場で、朝日新聞社映像報道部の写真記者が撮影したウクライナの写真パネルを展示する。焼け焦げて住宅地に放置された軍事車両、破壊されてがれきの山となった民家、父親を兵士として戦地に送った家族などを写している。
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朝日新聞社は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まる2022年2月から現地で取材を続けてきた。軍事侵攻が始まった後の22年4月の写真では、破壊された建物の前を涙を流しながら歩く女性。23年2月は、空襲警報が鳴る中、地下室に避難しながらバレエの練習をする少女、24年2月は、地下鉄の駅に避難する人たちの様子がある。
映像報道部の矢木隆晴次長は、「いまだに戦闘終息の兆しが見えず、無差別の暴力にさらされたまま、不安な市民生活が続いています。2年半が過ぎた今、改めて軍事侵攻直後から現在までの写真を通して、戦争の不条理さ、そのような中でもたくましく生きるウクライナ市民の生活を見てほしい」と話す。あわせて、朝日新聞ニュースサイト「with Planet」で掲載したアフリカなどの写真も展示する。
パネル展は、朝日地球会議リアル開催期間中の25日午後と26日、中央区八重洲2丁目の東京ミッドタウン八重洲カンファレンス5階イベントスペースで。入場無料。
朝日地球会議は、「対話でさぐる 共生の未来」をメインテーマに、民主主義やAI、平和、気候変動などをテーマに約30のセッションを開催。25、26日は会場(ライブ配信なし)で実施、27日~31日は事前収録をオンライン配信する。詳細や申し込みは公式サイト(https://t.asahi.com/04)へ。会場でのセッションへの参加の申し込みは16日まで。パネル展は、申込者以外も観覧可能。(神田明美)
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