投開票まで2日に迫った衆院選。
■投開票まで2日 各党首が訴え
自民党 石破総裁
「どうしても勝ちたい、何としても勝ち抜きたい」
自ら掲げた勝敗ラインの「与党で過半数」に向け、危機感をあらわにする石破総理大臣。残り2日、重点区を回ってテコ入れをはかっています。
自民党 石破総裁
「投票日まで誰に入れるか決めてない、そういう人たちが大勢いらっしゃいます。そういう方々がこの選挙を決めます。力貸して下さい、助けて下さい」
危機感を示しているのは公明党も同じです。
公明党 石井代表
「野党の皆さんに政策をしっかりと実現する政権担当能力はありません。しっかりと政策を打ち出し、それを実行できるのは自公の連立しかないと」
自民党が非公認候補者の政党支部に2000万円の活動費を支給していたことを受け、野党側は攻勢を強めています。
立憲民主党 野田代表
「公認しないというペナルティーを与えたんでしょ。なんで2000万円、政党の支部に出すんですか。許しちゃいけないと思います。ペナルティーを与えなければいけないと思います」
日本維新の会は本拠地の関西以外での議席獲得を目指しています。
日本維新の会 馬場代表
「非公認にしたはずなのに2000万円もの活動費を振り込んでいるということが発覚をしました。自民党は全然、反省してません。全然、改革しようと思っていません。私たちのように身を切る改革もできないのに、どうして日本の大改革できますか、皆さん」
小選挙区で共産党は前回の2倍となる213人を擁立しています。
共産党 田村委員長
「裏金候補への裏公認とも言える2000万円のお金はどこから出ていたか。私たちが納めている税金が裏金ど真ん中の候補者に渡されていた。自民党はどこまで国民を愚弄(ぐろう)するのか」
国民民主党は特に若者に向けた経済政策を強く打ち出しています。
国民民主党 玉木代表
「もう政治とカネの問題、言いたくない。言いたくないんだけど毎日、出てくる。皆さんの力で変えるしかないんですよ。政治とカネの問題、こんなことに時間を使っている余裕は日本にはないですよ」
れいわ新選組は消費税廃止を強く訴えています。
れいわ新選組 山本代表
「私たちの数を増やすことイコール居眠り議員、これを撲滅することにつながる。そして何よりも、この国に一番必要な経済政策をより拡大していくために皆さんにご協力いただきたいと思います」
社民党は「アメリカ軍基地や貧困など日本の問題点が集約されいる」として沖縄県を最も重視しています。
社民党 福島党首
「裏金で自民党は脱税、国民は増税、そんなのおかしい。軍拡、大増税、消費税増税にNo!」
参政党は目標とする比例ブロックでの議席獲得が視野に入っています。
参政党 神谷代表
「金かかる政治をやってるから、あんな裏金が必要になるわけですよ。日本を真の独立国にするんだと、それを言うまで自民党には1票も入れる必要はない」
■衆院選 与党過半数の攻防か
読売新聞が22日から24日に電話とインターネットで行った衆議院選挙終盤の世論調査によりますと、自民党は苦戦し、単独での過半数獲得が見通せない状況で、公明党も公示前の議席獲得が微妙な情勢です。
野党は立憲民主党が大幅に議席を増やす見通しの一方、日本維新の会は公示前の議席の維持が不透明。
国民民主党は公示前の7議席を上回るのが確実な情勢で、共産党も比例で議席を増やす見通しです。
れいわ新選組、社民党、参政党のほか、諸派の日本保守党も議席を確保する見通しだということです。
調査では一定数の回答者が投票先を挙げていないため、情勢は流動的な要素があると報じています。
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