ヤマトグループによる貨物専用機の初便就航を祝う関係者たち=千葉県成田市で2024年4月11日午前5時47分、合田月美撮影
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 物流大手ヤマトグループによる初の貨物専用機が11日、運航を開始した。成田空港から、宅配便などの荷物を載せた初便が那覇空港に向けて飛び立った。当初は2機だが、今夏には3機体制とし、成田、羽田と新千歳、北九州、那覇の各空港間などで1日21便の運航を計画している。

 時間外労働規制の強化でトラック運転手が不足する「2024年問題」などに対応するため導入された。専用機は旅客機を改修し、10トントラックで5、6台分にあたる28トンが搭載可能。日本航空グループの格安航空会社「スプリング・ジャパン」が運航する。

 成田空港で催された就航記念式で、長尾裕・ヤマトホールディングス社長は「(輸送の)時間、距離を縮めることができる貨物専用機の力でそれぞれの地域の産物、産業の発展に貢献していきたい。当社の得意とするトラック輸送に加えて広く利用してもらえるスキーム(枠組み)を作っていきたい」とあいさつした。【合田月美】

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