秋田市の大森山動物園で29日、連休を利用して訪れた来場者が観察を楽しむとともにある動物の誕生日を祝った。

 秋田市の大森山動物園には朝から多くの家族連れが訪れ、ライオンやトラ、ペンギンなどお目当ての動物をじっくりと観察していた。

 このうち、ユキヒョウの展示場では。

 飼育員:
「あす4月30日に2歳の誕生日を迎えるユキヒョウのヒカリちゃんのお誕生会です」

 好物の肉のケーキに真っ先に向かい、おいしそうに頬張り始めたのは雌のユキヒョウ・ヒカリ。

 大森山動物園・ヒカリを担当する千葉可奈子さん:
「かなりアクティブな性格。一般の客ともガラス越しやフェンス越しに遊んでいるのが見られる人懐っこい性格」

 ユキヒョウの2歳は、人間で言うと成人、大人の仲間入り。

 宮城から:
(記者)2歳になるんだよ。「えー!?なのに大きい!!」

 由利本荘市から:
母親「(子どもが)強い動物が好きで、ヒョウとかライオンとかトラとか見たいと。ずっと動かないで見ている」
子「お肉とか食べてたりしていた」Q強い動物が好き?「うん!!強い人になりたい」

 日本動物園水族館協会によると、ユキヒョウを飼育するのは国内9つの動物園だけ。繁殖も難しいとされる希少な動物だ。

 そんなヒカリを2年間追い続け写真に収めてきたのは、秋田市の関口晴子さん。この日ももちろんヒカリに会いに来た。

 関口晴子さん:
「父親のリヒト、母親のアサヒをペアリングさせる時から、ずっと心の中にヒカリがいた。孫が生まれるようなもの。どこかへお嫁に行くようでちょっと寂しい。母親のアサヒのように赤ちゃんを産んでほしい」

 大森山動物園・ヒカリを担当する千葉可奈子さん:
「生まれた時から本当にたくさんの客に来てもらい本当にありがたい。繁殖などで貢献してより長く日本の皆さんにユキヒョウという動物を見る機会が増えていけば」

 動物園は連休中、ヒツジの毛刈り体験やキリンのガイドツアーなどさまざまな催しを用意している。

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