「津波防災の日」の11月5日、名古屋市営地下鉄・名古屋港駅で、大地震を想定した避難誘導の訓練が行われました。

 訓練では、5日午前10時に大津波警報が発表された想定で始まりました。名古屋港駅は海から200メートルしか離れていないため、まずは地下からの避難が必要で、駅員が乗客を引き連れて冷静に素早く階段を駆け上がりました。

 そして、乗客を誘導している間に、駅構内への浸水を防ぐ大きな防潮扉を閉鎖して、水が押し寄せても開かないようハンドルを回しロックしました。

 防潮扉を閉めた後も、構内に取り残された人がいた場合のために、普段は駅員だけが使う隠し通路に誘導し、隣の2階建てビルの屋上につながる階段のルートも確認しました。

名古屋市交通局駅務課の担当者:
「8月に南海トラフ注意情報が発令されたということで、駅職員も何が起こったのかと緊張していたかと思うんですけれども、駅職員の対応能力の維持・向上につなげながら、安全確保に努めていきたい」

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