ミカン、そしてビワに続く第三の名産品を目指します。

西海市で森のバターとも呼ばれる「アボカド」の産地化に向けた研修会が開かれました。

大きく青々と実った「アボカド」です。

長崎アボカド普及協議会西海市グループ 原口 誠司 代表
「いいミカンができるところは、いいアボカドができる」

西海市西海町の原口果樹園で行われた研修見学会は、長崎アボカド普及協議会西海市グループが開きました。

長崎アボカド普及協議会西海市グループ 原口 誠司 代表
「やっぱり中まで陽が入ったほうが、陽があたったほうがミカンと同じでなりやすい。だからこれだけ大きくなったなら、ちょっとだけノコでところどころ抜く剪定をしたほうがいい」

研修見学会には、地元の農家など約40人が参加しました。

参加者はアボカドの木を見ながら、育て方などの助言を受けました。

農家 細川 奈那緒さん
「手がかかりにくい、冬にとる作物として何かあったらいいなと思い、やってみようと。ミカンはすごく有名なので、ミカンのようにみんなが知って買ってくれるようになったらいい」

農家 北川優子さん
「農家のみなさんも高齢化してきて、空いている土地が目立つようになってきたので、自分たちが食べたいものを作って荒れたところもなくなって、町全体が盛り上がって豊かになればいいなと思う」

グループは耕作放棄地の対策として、10年ほど前からアボカドを栽培しています。

西海市の補助を受けて、地元では寒さに強い優れた品種の苗木の生産も行っていて、アボカドの一大産地化を目指しています。

長崎アボカド普及協議会西海市グループ 原口 誠司 代表
「アボカドを食べるのが好きという人たちが作ってくれればなおさらいい。西海市の特産物であるミカン、ビワ、それに続き第三の果樹として、西海市にはアボカドがあるとなっていければ理想」

2025年春には接ぎ木や剪定の講習会を開く予定で、将来、アボカドが西海市の特産物になるよう技術を継承していく考えです。

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