福岡市にある筑紫女学園高校で、九州の女子校では初となる通信制過程を始めることが分かりました。

福岡市中央区にある筑紫女学園高校。

117年の伝統を持つ名門の女子校が来年4月から通信制の課程を始めることになりました。

◆筑紫女学園高校・通信制設置準備室 佐伯裕子室長
「2025年4月から九州初、女子校の通信制を開校いたします」

全日制の高校が通信制を併設する動きは、福岡県内の私立高校でも少しずつ見られていますが、女子校では九州では初めてです。

その狙いは女子だけの安心感ある学びの場づくりです。

◆筑紫女学園高校・通信制設置準備室 佐伯裕子室長
「社会のニーズとして、多様な学びが広がっている。女子のみの通信制ということで安心感を持って、落ち着いた環境で学べる」

授業はタブレットを活用したオンライン学習と週1、2回の通学を想定していますが、通信制ならではの取り組みも盛り込まれています。

◆記者リポート
「通信制の生徒たちは、メタバースと呼ばれるインターネット上の仮想空間の中で、友人たちとやりとりをしたり課題に取り組んだりするということです」。

◆担当教員
「これはもうランダムに作られた世界なので、木が無造作に生えていたり、山があったり。土地を開いて学校を建てたりとか街を作ったりとかをを生徒たちとやれたらいいなと」

そのほか、通信制独自の部活動としてeスポーツ部の設置も予定されています。

◆筑紫女学園高校・通信制設置準備室 佐伯裕子室長
「学校に来ないという選択はこれから十分あり。自由な形で生徒自身が自分の生活・学びを作っていけるというのが新しい形で本来あるべきだと思っています」。

通信制の募集定員は80人。

福岡県と熊本県居住者が対象で、12月から3回に分けて作文と面接による入学試験を実施するということです。

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