北海道で暮らす働くママの1日を追いかける観察ドキュメント「ママドキュ」。
子育ても仕事も頑張りながら働くママさんたちのリアルな1日をのぞくと、限られた時間で家事・育児をこなす究極の時短ワザの連続でした。
過去に出演してくれたママから近況報告のお便りが届きました。
「今年4月に新しい命が誕生しました。子どもは7人から8人になって、またさらににぎやかになったので会いに来てください」
北海道・蘭越町に住むアメリカ人のローラさん。大玉トマトを栽培する農家「ひとつファーム」を夫婦で経営しています。
最近8人目の子どもを出産し、農作業に復帰したローラさんを再び訪ねました。
一番上は12歳のよしきくん。男の子5人、女の子2人に2024年4月に生まれたれいなちゃんが加わり、8人兄弟となったローラさんファミリー。
2023年8月に取材してから約1年。子どもたちは驚くほど成長していました。
子どもを送る途中でトマトを出荷!!
午前7時半。朝食を終え、小学生と中学生は自宅の前に停まるバスで登校します。
午前8時10分。れいなちゃんのお世話を夫・けいすけさんと近くに住むおばあちゃんに任せて、四男・五男を保育園に送ります。
車はなんと定員10名のハイエース!家族が増え定員になったのでマイクロバスの購入も考えているそうです。
道中、トマトセンターに寄ってトマトを出荷します。
お手伝いが大好きな子どもたちも、コンテナ運びをお手伝い。
その後、保育園に向かいます。
“ひとつファーム”では約10種類の野菜を栽培
午前10時。農作業開始です。
6年前に夫婦で始めた“ひとつファーム”。現在、約10種類の野菜を栽培しています。
ローラさんは、2024年4月に末っ子れいなちゃんを出産後、わずか3か月で農作業に復帰しました。
休みのない農作業。育休もとれないけれど「少しずつ作業ができるのも農作業のいいところ」とローラさん。
まるで“ジブリなキッチン”で大量のトマトソース仕込み
午後0時15分。この日は、雨で農作業が進まなかったため、早めに帰宅してトマトソースを仕込みます。
自宅キッチンは、まるでジブリのよう。
夫のけいすけさん手作りの棚はローラさんもお気に入り。収納スペースが増えたので助かっているんですって。
包丁は、マグネットを使った収納。子どもの手が届かないところにあるため、安全面もばっちりです。
トマトソースづくりに使うのは、規格外品のトマト。
皮ごと大きなフードプロセッサーに入れて、ペースト状にします。
その後、大きな鍋で2時間ほど煮詰めます。
冷凍保存することで、4か月は持つそうです。
独特な発想で“不用品”をよみがえらせる
エプロン代わりに着ている紫色のシャツは、なんと手術着。
医師をしているパパからのお下がりで、洗いやすく作業に向いているそうです。
収納に使っているのは、飲食店で使われてたスタッフ用ロッカー。フリマサイトで約1万円で手に入れました。子どもたち用の収納スペースとして、大活躍しています。
独特な発想で、不用品をよみがえらせることが得意です。
家族で子育てをサポート
保育園のお迎え担当はおじいちゃん。れいなちゃんが生まれてから、さらに、おじいちゃん・おばあちゃんも積極的にローラさんをサポートしてくれているんです。
午後4時過ぎから夕食づくり。
サラダ作りはスライサーをつかって時短。
大根はアメリカで主流な縦型ピーラーで皮をむき、スライサーで千切りに。シャキシャキ食感のサラダは子どもたちも大好きです。
お昼に仕込んだトマトソースでパスタを作ります。
収穫したパプリカ・冷凍したミンチ肉を炒め、万能調味料で味つけしたら、自家製トマトソースをたっぷり投入。
自家栽培のバジルやパセリも入れたらソースは完成。
パスタは、なんと1kg。
仕上げにパルメザンチーズをトッピング。粉チーズを買うよりもブロックのチーズを買うほうがお得なんですって。
午後5時に夕食。家族全員で食卓を囲む団らんの時間です。
ローラさんの想い
アメリカのインディアナ州から北海道に移住して18年。自然がいっぱいの、大好きな蘭越町で新たな命をはぐくむローラさん。
「れいなが生まれて楽しいことがたくさんありました」とうれしそうに話すローラさんは、1年前よりもさらにたくましく美しいママになっていました。
子どもたちのこれからの成長が楽しみです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。