南極観測でも女性のリーダーが活躍する時代に。南極大陸で調査研究を進めている極地研究所は、12月にも世界最古級となる100万年前の氷・アイスコアの採取に向けた掘削作業を開始すると発表しました。

第66次南極地域観測隊は12月5日、隊員たちとともに南極に向けて日本を出発、オーストラリアで観測船しらせに乗船したあと、年末ごろに南極にある昭和基地に到着する予定です。

今回のミッションでは、昭和基地から約1000キロ離れたドームふじ観測拠点で氷の芯、「アイスコア」の掘削作業を開始します。

約2700メートル下まで掘り進み、世界最古級となる100万年前にできた氷の採取を目指します。

採取したアイスコアで、地球が温暖化する周期やメカニズムの研究や調査が行われます。

また、温暖化による地球環境への影響については、南極大陸から海にせり出している氷河の底辺部がどのくらいの速さで溶けているのか調査が行われます。

第66次の隊長は原田尚美さん。第67次の越冬隊長も江尻省さんと、それぞれ女性では初めてとなり、南極観測においても女性のリーダーが活躍する時代が到来しています。

女性初の隊長、越冬隊長…南極観測でも女性リーダーが活躍する時代に

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