初夏向けに開発され、試食されたレンコンの新レシピ3種類=茨城県五霞町で2024年4月11日、鈴木美穂撮影

 日本一のレンコン生産量を誇る茨城県土浦市の安藤真理子市長は11日、市内外でレンコンの消費拡大を目指す「レンコンのサラダ化プロジェクト」を推進するパートナーで、食品大手のキユーピー五霞工場(五霞町小手指)を訪問した。試食会では市と同社が初夏向けに共同開発した新レシピが提案され、安藤市長が「おいしい」と笑顔で了承。5月以降、市ホームページ(HP)でレシピを紹介する。【鈴木美穂】

 新レシピは、ゆでたレンコンにトマトやセロリなどをイタリアンドレッシングであえたカレー用の付け合わせサラダなど計3種類。同社担当者は、同レシピについて「暖かくなる5、6月に旬のセロリを合わせ、さっぱりと食べられるサラダに仕立てた」と説明。試食した安藤市長は「シャキシャキ感が味わえるレンコンは霞ケ浦産ならでは。市内の子供たちにもぜひ食べてほしい」と笑顔を見せた。

工場内で生産ラインを見学する土浦市の安藤真理子市長(左から2人目)=茨城県五霞町で2024年4月11日、鈴木美穂撮影

 試食会に先駆け、工場の見学会もあり、プロジェクトに関わる市関係者15人が3班に分かれて生産ラインを見学。事前の座学で同社関東支店の松井和彦支店長が「日本一のレンコンPRと野菜摂取の拡大、健康増進につなげていきたい」とプロジェクトの意義を語ると、市職員らはうなずきながら聞いていた。

 土浦市とキユーピーは2023年10月、「れんこんサラダ化プロジェクト推進協定」を締結。24年3月までに10種類のレシピを共同開発している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。