2024年も各地で災害が起きている中、岩手県大船渡市では11月17日、地震や津波によって発生した孤立集落に船で支援物資を届ける訓練が初めて行われました。
これは、大船渡市と国土交通省釜石港湾事務所が2024年9月に災害支援の協定を結んだことを受け、市の防災訓練の一環として初めて実施されました。
訓練は地震や津波により、孤立集落が発生したという想定で行われ、市から物資輸送への協力を要請された釜石港湾事務所では、港湾業務艇「こはく」を大船渡湾の茶屋前岸壁に準備しました。
そして、物資を積み込んだ「こはく」は対岸の永浜・山口地区の岸壁へ移動。
到着すると今度は物資をトラックに積み込み、孤立集落へ運ぶ手順を確認していました。
訓練では、岸壁が物資の受け渡しに支障のない高さであるかなどについても確認していました。
国交省 釜石港湾事務所 小岩利弘所長
「想定した訓練はスムースにできた。災害が起きた時に慌てずに動ける」
釜石港湾事務所では、今後も各地でこうした訓練を行いたいとしています。
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