育児に積極的に関わる男性、いわゆる「イクメン」を増やそうと、ある職業を対象にした研修会が長崎市で行われました。
会議室に集まった男たち、彼らの職業は地域の安全を守る「警察官」です。
県警本部で開かれたのは「育メンズ研修会」
不規則な警察の仕事と両立して育児に関わる男性職員を増やそうと開かれ、子育て中や配偶者の出産が近い男性警察官と警察職員約120人が参加しました。
講師からは、子供の歯の磨き方など実践的な指導のほか、「新米パパ」にはこんなアドバイスもありました。
明治安田ライフプランセンター 高山秀明さん
「(警察の)普段の仕事だと何か問題があったら、『誰がいけなかったのか』『何かいけなかったのか』を追及しないと前に進まないので、どうしても思考回路がそうなっている。ただ、育児の局面ではそのまま(考えを)持ち込むのは危険」「上手くいく時と、上手くいかない時がある」
40代男性(2児の父)
「『手伝うという意識ではなく、共に』というところで、自分から出来る限りのことをしていければ」
30代男性(2児の父)
「休日は(趣味の)魚釣りばかりしていて、あまり(育児に)協力できなかったので、今からでも間に合うと思うので頑張ってみようと思った」
県警によりますと、今年度の男性職員の育休取得率は93.1パーセントと過去最高で、今後は仕事の引き継ぎ方や部署異動のあり方など育休を取得しやすい環境づくりをさらに模索したいとしています。
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