師走の足音が徐々に近づき寒さも増してくるこれからの時期、煮つけなどに重宝する『カレイ』をご紹介します。
各地で最低気温が10℃を下回り、厳しい冷え込みとなった11月18日朝の新潟県内。
威勢の良い競りの声で活気づいていたのが新潟市中央卸売市場です。
【記者リポート】
「こちらの見慣れない赤い身をした魚、実はカレイなんです。寒い時期に煮つけなどにぴったりの北海道産のカレイが今、旬を迎えています」
北海道で16日に水揚げされた『ナメタガレイ』と『アカガレイ』。
【山津水産 小出大輝さん】
「どちらもこれから産卵期に入るので、卵もしくは白子を持つようになり、大変おすすめ」
11月上旬~1月中旬にかけて産卵期に入るカレイ。オスは白子、メスは魚卵を持つようになるこれからの時期は特におすすめだといいます。しかし…
【山津水産 小出大輝さん】
「今年はナメタガレイについては、高海水温の影響もあって、半月ほど入荷が遅れている」
今年の夏の猛暑などによる海水温の上昇が原因で、ナメタガレイは例年に比べ、漁獲量は約3割減少。価格は2割ほど高くなっているといいます。
一方で、比較的暑さに強いアカガレイについては、例年に比べ、漁獲量が増え、価格も1割ほど安くなっていることから手頃な価格で楽しむことができます。
【山津水産 小出大輝さん】
「産卵期に入るため、卵や白子を持っていて、普段食べられないような状態のカレイを楽しんでいただけると思うので、ぜひ食べていただけたら」
より寒さが増すこれからの季節。煮つけなどで身も心も温めてみてはいかがでしょうか。
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