記者会見する下鶴隆央鹿児島市長(1日、鹿児島市役所)

鹿児島市は1日、2024年度(4月1日時点)の待機児童がゼロだったと発表した。同市は2022年度に全国ワーストの136人の待機児童がいたが、保育所の新設や保育士の待遇改善といった対策に取り組んだ。

具体的な対策として、退職した保育士に再度働いてもらえるような奨励金制度や、空きのある保育施設を紹介するマッチングサービスなどを始めた。このほか、小規模事業所を設置する際に補助したり、紙おむつの処理経費に補助金を出したりした。

下鶴隆央市長は記者会見で「2年間でゼロを達成できた。どの地域で何歳の待機児童が多いのか、といったデータに基づく政策立案が奏功した。今後も待機児童ゼロを安定的に維持していく必要がある」と述べた。

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