福井市の東新町にある一乗樹木苗生産組合が20日、花粉の少ないスギの苗を県内で初めて出荷しました。社会問題になっている花粉症の発生源を減らす対策の一つとされています。
出荷されたのは花粉の少ないスギのコンテナ苗で、一般的なスギと比べると花粉ができる量がわずか1パーセント以下という品種です。
出荷までの期間が1年から2年と短く乾燥にも強いため、植栽する時期を選ばないほか、植える時の作業の負担も軽減されます。
組合では「県外から入ってくるのではなく県内で育てられた苗が、県内の森に行くので、成長を確認しに行けるのは意義深い」と話します。
この生産組合では、2024年度に1000本、5年後には1万本の出荷を予定しています。
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