備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」。今回は親子で防災力をアップする取り組みを取材しました。

(NPO法人岡山市子どもセンター 防災士・片山由美子さん)
「きょうは「そなえる」という大きな大きな絵本から始めます。自分の体を守る。お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなの体を守るお話だよ」

11月16日、岡山市北区の岡山県立図書館で行われたのは「おやこde防災ワークショップ」。防災士の片山由美子さんを講師に約30人の親子が参加しました。

このイベントの目玉は新聞紙で作る「防災コップ」。災害時に食器が割れたり汚れたりしたときに役立ちます。

(参加した子供は…)
「先生こう?」

(NPO法人岡山市子どもセンター 防災士・片山由美子さん)
「今度はこっちをこっちに折ってみて」

長方形の新聞紙を正方形、三角形になるように折り最後に三角形の角を折り畳むと完成です。

(参加した親子)
「できた」
「すごいじゃん」

完成したコップはビニールを被せ実際に水を入れて飲んでみます。

(NPO法人岡山市子どもセンター 防災士・片山由美子さん)
「避難所でも紙コップなどが用意されていると思うが、新聞紙でコップを折るということで、子供でも自分でできて、人を助けられることが自信につながるのではないかと思い取り入れた」

他にも、地震が起きた時にどのようにして身を守ればいいのか親子で一緒に実践しました。

(NPO法人岡山市子どもセンター 防災士・片山由美子さん)
「ダンゴムシ!地震が来た!」
「頭を守るよ」

(NPO法人岡山市子どもセンター 防災士・片山由美子さん)
「手のクッションがあると、何か落ちてきたときに、頭が守られる」

(参加した子供は…)
「いろんなことを知られて楽しかった」
「地震が起きたらダンゴムシになることが分かった」

(参加した保護者は…)
「子供たちが(ワークショップを通して)想像したり、意外といろんなことを知っていて、驚いた。コップで上手にお水飲めたよね」

(参加した子供は…)
「(Q:どうだった?)簡単」

(NPO法人岡山市子どもセンター 防災士・片山由美子さん)
「自分で考えて自分事として、大人も子供も考える体験型ワークショップにこだわっている。大抵、子供のワークショップだと大人は参加しないが「お母さん、お父さん、自分の命を守らないと。子供だけではない。一緒にやりましょう」と話して一緒にやってもらっている」

そこで今回の備えのツボはこちら。
■日頃から親子で一緒に防災意識を高めよう

親も子供も意識を高めることで、いざという時パニックにならずに自分の命を守ることにつながります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。