身近な不便をひらめきで少し快適に。
県民や県内の企業が考えたアイデア作品を集めた「県発明くふう展」の表彰式が開かれました。
今回で72回目を迎えた「県発明くふう展」には身近にある不便を解消する、アイデア作品27作品の応募があり、表彰式が行われました。
紙皿を使ったこちらの発明品は、その名も「ソフトクリーム溶け垂れベタベタ防止カバー」
垂れてくるソフトクリームで手や服を汚す心配を解消するアイテムで、発明したのは西彼・長与町の猪野さん。
県発明くふう展には3回目の挑戦で今回初めて努力賞を受賞しました。
猪野浩史さん
「今年の夏の暑さはかなり異常だったから、日陰ならまだしも車内にソフトクリームを持ち込んだら約3,4分でドロドロに溶けてきて、私これを考えながら、車の中でソフトクリームがべたべたズボンにかかってきた」「道の駅のソフトクリームを食べながら、
その後ホームセンターへ行って試行錯誤した結果、これを作った」
代わって、こちらは雲仙市の本田さんの発明品「切り口オープナー」です。
本田重雄さん
「チャック付きの袋の開けにくさを解消するもの」「片面にシール状のものをはがして貼ってから、押すことによって空間ができるので開けやすくなる」
発明のきっかけは職場の仲間の困りごとでした。
本田重雄さん
「ひとりの方が『チャック付き袋が開けにくいからなんとかならんか』と言われたので、何か作ってみるよと作ってみたらいいかなと思ってくふう展に出した」「世の中の役に立つもの、使ってもらえるものが出来たら」「来年もまた出します」
23作品がエントリーした個人の部で最優秀賞に輝いたのは「ピン球拾い器」
卓球が趣味の大村市の会社員、尾嵜さんなどが考えたもので、卓球の練習中に散らばるピンポン玉をかがまずに拾うことができ、足腰への負担をなくすことができます。
ゴム紐や網かごなど手に入りやすいアイテムを使ったアイデアも評価されました。
全ての発明品は22日から12月まで大村市で展示されます。
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