秋田市の高齢者施設に入所する80代の男性が結核と診断され、施設の利用者と職員など3人が発病したほか、2人が感染していたことが分かった。秋田県内で結核の集団感染の報告があったのは、2018年12月以来。

 秋田市保健所によると、結核と診断されたのは、秋田市の高齢者施設に入所する80代の男性。男性は2023年7月、咳や発熱などの症状を訴えて病院を受診したところ、肺結核と診断された。

 これを受けて保健所が、男性と接触したとみられる家族や施設の利用者、職員の計50人余りを対象に健康診断を実施したところ、施設の職員2人と利用者1人の計3人が発病し、職員と利用者の2人が感染したことが確認された。

 県内で結核の集団感染が報告されたのは、2018年12月に由利本荘保健所管内で確認されて以来5年ぶり。

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